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竹岡雄二|台座から空間へ
YUJI TAKEOKA|FROM A PEDESTAL INTO SPACE

2016年7月9日(土)〜9月4日(日)

作品を「つくること」ではなく、「見せること」に視点を置くならば、果たして芸術はどのように浮かび上がってくるのでしょうか。この問いをめぐって制作を続けてきたのが、国際的な舞台で活躍するドイツ在住の美術家、竹岡雄二(1946年〜)です。彫刻を学んだ竹岡は、作品を「見せる」際に必要となる台座の存在に注目し、「台座彫刻」と呼ばれる作品群を発表します。さらにその関心を展示される空間・場所・環境へと拡げ、制作を続けてきました。
このたび遠山記念館では、埼玉県立近代美術館と共同で、竹岡雄二の芸術を大規模に紹介する展覧会を開催いたします。埼玉県立近代美術館では、約30 年間のドイツでの活動を約20点あまりの代表作で振り返ります。
遠山記念館では、遠山邸の和風建築を舞台に、6点の作品を展示します。さらに「見せる」という観点から、竹岡が独自のコンセプトで遠山記念館所蔵の伝統的な美術品を選び、埼玉県立近代美術館において展示を行います。これまでの活動を回顧するだけでなく、作者が新たな試みに挑む展覧会です。

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【美術館に展示される主な出品作品】

《ルートヴィッヒ・ヴィトゲンシュタインの台座》2015年

《ルートヴィッヒ・ヴィトゲンシュタインの台座》2015年


《展見》1988年

《展見》1988年

《立っている彫刻Ⅲ》2008年

《立っている彫刻Ⅲ》2008年

《ブロンズの台座》2012年

《ブロンズの台座》2012年



◆展覧会紹介映像



◆アーティスト・トーク「台座から空間へ」の当日映像(2016年7月10日)



次回開催の展覧会

展覧会年間スケジュール(PDF)